終身保険と定期保険の使い分け方

終身保険と定期保険の違いと使い分け方

人生の節目において、そろそろ生命保険に加入しようと思って見てみると、保険というのは実に様々な種類があって複雑な商品だと判ります。

 

しかし大きくわけると形としては2つに分けられるのです。

 

それが、終身保険と定期保険で、この2つに色々な特約がついたりして沢山の商品が出てきているのです。

 

ではこの終身と定期の保険商品の違いは何でしょうか。

 

終身保険とは一生続くもの

終身保険とは、その名の通りに終身に渡って、つまり体をかける被保険者が亡くなるまで保障が続く保険商品です。

 

1度終身保険を契約すると、途中で病気になっても事故などで怪我をしてもその保険は続いて行き、途中で解約をしない限りは必ず保険金を受け取れるというメリットがあります。

 

そして保障がずっと続く終身保険の役割は、死亡保障と貯蓄です。

 

終身保険は貯蓄の機能もありますので、毎月支払っていく保険料は割高になります。

 

そのためこのタイプの商品で死亡保障を用意するのであれば、葬式代や死後の整理金としてが望ましいでしょう。

 

残された遺族のために数千万の用意をしたい、という場合には終身保険では難しいのが現実です。

 

このタイプには貯蓄の機能もありますから、もう保険は必要ない、遺族もお金に困らないという算段がつけば解約してしまい、大きく貯まった解約金を自分で使うことも出来るのです。

 

ただし現代では金利がとても低くなっていますから、貯蓄がメインでついでに死後の整理金もと思って終身保険を契約するのはよく考えてからにしましょう。

 

金利が高くなければそれほど貯まらないので、自分が使いたくなるまでは死亡保障として、お金が入用になったら解約して使う、と考えていたのにいざ解約してみたらちっとも貯まっていなかったということになりかねません。

 

定期保険は一定期間のみ

定期保険とは、終身保険の逆で、一定期間だけ保障のために契約する商品です。

 

10年、15年、20年など自分で保障が必要だ、と思われる期間だけ毎月保険料を支払い、それが終われば契約は満了で保障はなくなります。

 

定期保険は貯蓄機能はありませんから、所謂掛け捨てと呼ばれる商品であり、終身などの貯蓄機能がある商品にくらべると保険料が安いという特徴があります。

 

解約返戻金はなくていいからとにかく安く保障を持ちたいという方に向いている商品です。

 

例えば一家の主で稼ぎ頭の父が亡くなってしまうと、その家族はいきなり生活費に困ってしまうことになります。

 

そんな場合に家族への責任を考えて死亡保障を何千万円か用意したい、と思うのであれば、定期保険で用意するのが一番安くリスクに備えられるのです。

 

家庭で一番お金が必要なのは子供達が成人するまでですから、その間にもし世帯主や稼ぎ頭になにかがあれば保険金がもらえればよいわけです。

 

子供は20年あれば成人しますから、その間だけ定期保険で高い死亡保障を準備するのが一般的でしょう。

 

また、終身保険にも医療特約や特定の病気、例えばガンや三大生活習慣病に備えての特約をつける場合には、主契約が終身でも特約は定期の扱いであることが多くあります。

 

必要な期間だけ入っていて、不要になればやめられるのが魅力でしょう。

 

総合保険と呼ばれるものは基本的に終身と定期のミックス

大手の生命保険会社が出している総合保険と呼ばれる商品は、基本的には終身保険と定期保険をミックスしたものになります。

 

つまりそれぞれの違いをお互いに補うように商品を組み合わせているのです。

 

よくあるのは主契約は終身保険で、特約は定期保険で乗っける、という形です。

 

終身保険で死亡したら200万円、その上に最初の10年間は定期保険で死亡保障を2000万円をのっけ、特約で医療をつけるといった具合です。

 

この時、主契約にひっつけている定期部分は決められた年月が過ぎると更新され、そのために保険料が急にアップするようになります。

 

定期部分は10年更新であることが多いため、生命保険や医療保険では10年が来る前に見直しの案内が来るようになっています。

 

総合保険では全てを終身で用意するととても高くなるものを安く、そして全てを定期で用意すると解約した時にお金が全く返ってこないという不満をなくすために考えられた商品であり、終身と定期の違いをうまく利用した商品作りがされています。

 

 

現代では主契約を終身の医療保険にしたものなど様々な商品がありますから、死亡保障はどのくらいの金額で、どのくらいの期間が必要なのか、支払える保険料はどのくらいなのか、など一つずつ考えてぴったりの商品を考えていくようにしましょう。

 

終身保険と定期保険の違いまとめ

終身保険と定期保険の違いはその保障の長さと貯蓄機能があるかないかです。

 

保障にお金を払うとはいえ、折角だからいくらかでも貯まるほうが良い、と考える方は終身がおすすめですし、保険はあくまでも万が一のためのもので基本的には使わないから、掛け捨てで必要な期間だけ安く用意したい、という方は定期保険がおすすめでしょう。

 

自分が何が必要なのかをハッキリさせることで、契約後に後悔したり、お金を無駄に使うこともなくなります。